強欲な壺の後継者!?デッキエンジン《〇〇な壺》全カードまとめ

カード紹介・考察

各カードの元ネタ元祖《〇〇な壺》

《強欲な壺》

通常魔法(禁止カード)
(1):自分はデッキから2枚ドローする。

元祖の壺。全てはこのカードから始まった!

カードを発動する際に、ルール上の基本的なコストがない遊戯王にとって、単純に引けば2枚のカードになるこのカードは、使わない理由がなく、このカードの入っていないデッキはデッキとは呼べないとまで言われていました。

遊戯王を代表する顔のようなカードでもあり、強欲な壺がプレミアムバンダイから実物の陶芸品として商品化された際は、予約開始から一瞬で販売が終了してしまうほどの人気がありました

《謙虚な壺》

通常魔法
自分の手札からカードを2枚デッキに戻す。
その後デッキをシャッフルする。

《強欲な壺》をオマージュしたネタカードとして誕生したこのカード、使用してもディスアドバンテージにしかなりませんが、デッキからしか特殊召喚できないようなモンスターをデッキに戻す手段としては使用することができます。

また、《精霊の鏡》で相手に対象を移し替えることで、2枚のハンデスの強力なカードに化けます。

《貪欲な壺》

通常魔法
(1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。
そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから2枚ドローする。

《強欲な壺》でも強いのに、さらにデッキに回収する効果もついて、はちゃめちゃ強いのでは!?と小学生の時に感じたこのカード。
実際は、墓地にモンスターが5対必要という点が、初動で発動できなくしている良調整のカードで、デッキにいて欲しいカードを戻しながら、ドローを行うため、サーチリクルートが優秀なテーマではテーマでは度々積まれています。

墓地肥やしが得意でも、墓地利用がメインのデッキだと、使用後に動けなくなってしまうことも多々ありますので、安易な採用にはご注意ください。

《無欲な壺》

通常魔法
自分または相手の墓地に存在するカードを合計2枚選択し、持ち主のデッキに戻す。
このカードは発動後、墓地へ送らずにゲームから除外する。
「無欲な壺」は1ターンに1枚しか発動できない。

墓地のカードをデッキに戻すことができる、貪欲と対になる壺です。

相手の墓地のカードも対象にできるため墓地利用の阻止などもできますが、類似カード《転生の予言》が罠カードで相手の行動に対してチェーン発動できるため、あちらの方が汎用性が少し高く感じます。

ニッチな需要として、同名カードを即座にサーチできる《トゥーンのもくじ》をデッキに戻せるため、魔法カードの発動回数を高めることで魔力カウンターを速攻で貯めたり、《黒魔導の執行官》のダメージリソースとしての活用が期待できます。

《金満な壺》

通常魔法
「金満な壺」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はP召喚以外の特殊召喚ができない。
(1):自分のエクストラデッキの表側表示のPモンスター及び
自分の墓地のPモンスターを合計3体選び、
デッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから2枚ドローする。

ARC-V時代に登場した壺。金満とは、金持ちである様のことです。
P召喚以外の特殊召喚が行えないという大きなデメリットがあるが、P召喚からX召喚に繋げるようなデッキでは、Pモンスターをデッキに戻しながら手札を増やす貴重なカードでもあります。

《大欲な壺》

速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):除外されている自分及び相手のモンスターの中から合計3体を対象として発動できる。
そのモンスター3体を持ち主のデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。

この手のカードの中では、唯一の速攻魔法であり、相手の行動にチェーンする形で使用することができ、ドロー効果もついているため《異次元からの埋葬》と比べるとディスアドバンテージとならずに、除外されているモンスターを再利用することができます。

ただし、《異次元からの埋葬》の方が墓地に戻す効果であるため、再利用という点で見ると使い勝手が良く、相手が《PSYフレームロード・Ω》などを利用して繰り返し墓地へ戻して使用するカードへの妨害と考えた方が、このカードの特性を活かせます。

二つ混ざって豪快な《〇〇で〇〇な壺》

《強欲で謙虚な壺》

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
(1):自分のデッキの上からカードを3枚めくり、
その中から1枚を選んで手札に加え、
その後残りのカードをデッキに戻す。

通称「強謙」。
特殊召喚が行えなくなり、手札に加えられるカードも1枚ですが、デッキトップから3枚のカードをめくることができ、2ドローよりピンポイントで手札に入れたいカードを引ける確率が高くなっています。

ただし、「めくる」行為は相手にも情報を渡してしまうため、対策を考えられてしまう点には注意が必要です。

特殊召喚は積極的にしないが、どうしてもキーカードの欲しい、コンボデッキやメタビートに向いたカードです。

《貪欲で無欲な壺》

通常魔法
メインフェイズ1の開始時に自分の墓地から
異なる種族のモンスター3体を選択して発動できる。
選択したモンスター3体をデッキに加えてシャッフルする。
その後、デッキからカードを2枚ドローする。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。

《貪欲な壺》より、対象の条件が厳しくなった代わりに少ない枚数を対象にするだけで発動できるカード。

「獣・獣戦士・鳥獣族」や、「魚・水・海竜族」など、種族を横断しつつもシナジーが見込める種族やテーマを使用する際に採用を検討できます。

メインフェイズ開始時のみしか発動できず、バトルフェイズが行えないという少し制約の大きなカードです。

《強欲で貪欲な壺》

通常魔法(2021年10月1日から準制限カード)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外して発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。

通称「ゴードン」
デッキから裏側で10枚除外するという豪快な発動条件である代わりに、禁止カードである《強欲な壺》とさほど変わらない使用感で使うことができるカードです。

裏側で除外というのは、最も再利用がし辛い状態で、基本的には飛んでしまったカードはデュエル中に使用できないと考えておいた方が良いです。
そのため、キーカードを除外されてしまうと動けなくなってしまうようなデッキでは採用が難しく、いわゆる【グッドスタッフ】のようなデッキで使用しやすいという印象です。

《強欲で金満な壺》

通常魔法
(1):自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの
裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。
除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。

通称「合金」
エクストラデッキからカードを除外することでドローすることができるカード。
エクストラデッキは最大15枚のため、6枚除外するとほぼ半分のカードが飛ぶことになり、必然的にこのカードを採用する際は、エクストラデッキにあまり頼らないデッキになります。

エクストラデッキには頼らないけど、カードアドバンテージで環境デッキに差をつけられてしまうようなメタデッキや、Pモンスターで制圧するようなデッキの初動として非常に相性が良いカードです。

《金満で謙虚な壺》

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はカードの効果でドローできない。
(1):自分のEXデッキのカード3枚または6枚を裏側表示で除外して発動できる。
除外した数だけ自分のデッキの上からカードをめくり、その中から1枚を選んで手札に加え、
残りのカードを好きな順番でデッキの一番下に戻す。
このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは半分になる。

通称「金券」
エクストラデッキには頼らないけれど、手札の質にこだわるデッキでは、初手を整えるために強力なカードとなります。
同一ターンでドローを行うことはできませんが、サーチを行うことはできるため、初動で絶対に引きたいカードがあるデッキでは、おすすめの手札調整カードです。

派生カードの代表格 〇〇な瓶

壺の派生として効果がスケールダウンした罠カード「〇〇な瓶」が何枚か登場しています。

《強欲な瓶》

通常罠
(1):自分はデッキから1枚ドローする。

《強欲な壺》の強さの象徴であった、いつ引いてもカードアドバンテージになるという長所が消え去っていて、単純に使うと遅延性の手札交換にしかなりません。

このカードの強みは、【チェーンエクゾ】や【チェーンバーン】など、チェーンを積むことに意味のあるデッキで、カード損失なしでカードを発動できる点です。

また、専用サポート《瓶亀》も存在し、《強欲な壺》の単なるオマージュカードに止まらず、独自の歴史を歩み始めています。

《謙虚な瓶》

通常罠
(1):自分は手札を1枚選んでデッキの一番上または一番下に戻す。

《謙虚な壺》と同じで、単純に使うだけではディスアドバンテージになってしまうカードです。

 《RUM-七皇の剣》や《守護神官マハード》といったデッキトップのカードをどうしても操作したい場合に、通常罠でサーチもしやすい点から、利用価値があります。

《貪欲な瓶》

通常罠
「貪欲な瓶」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):「貪欲な瓶」以外の自分の墓地のカード5枚を対象として発動できる。
そのカード5枚をデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。

罠カードになっておかげで、相手の墓地除外などの効果をすかしてデッキに戻すことが可能です。

《貪欲な壺》と違い、対象がモンスターだけでなくなったため、再利用のしづらい魔法・罠カードをデッキに戻すことができるのは、大きなメリットです。

エーリアン・ドッグ
エーリアン・ドッグ

《強欲な壺》はきっと永遠の禁止カードですが、壺ファミリーがこれからも遊戯王を支えてくれるでしょう!
壺と遊戯王は切っても切れない縁で繋がっています!

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