「あれ?こいつ3積みしていいの!?」復帰勢のための見落としがちな制限改訂されたカード集[2021年10月 最新]

復帰勢向けまとめ

復帰して一番戸惑うのは制限リスト!リミットレギュレーション??

久々に遊戯王に復帰して一番戸惑うのが、制限カードのリストでしょう。
それもそのはず。2021年10月1日現在で、禁止カード85枚、制限カード72枚、準制限カード22枚と合計で179枚ものカードが規制されており、それを見直すだけでもかなりの労力です。

テーマのカードならまだしも、何度も制限と準制限を行き来しているようなカードもあり、イメージ的に制限や禁止だと思っていたカードが、ふとデッキを組んでいる時に、「あれ?こいつ今使えるのか!」と驚くこともしばしば。

今回は、独断と偏見で、復帰勢からするとイメージからは意外な改訂されたカードを抜粋して紹介します。

※2021年9月12日に発表された10月1日適応のリミットレギュレーションに合わせ、記載しております。10月1日までの間、ややこしいですが、10月1日以降の環境だと読み替えてお読みください。

禁止カード [2021年10月1日時点]

《エクリプス・ワイバーン》

効果モンスター(禁止カード)
星4/光属性/ドラゴン族/攻1600/守1000
(1):このカードが墓地へ送られた場合に発動する。
デッキから光属性または闇属性のドラゴン族・レベル7以上のモンスター1体を除外する。
(2):墓地のこのカードが除外された場合に発動できる。
このカードの(1)の効果で除外されているモンスターを手札に加える。

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久々に、青眼やカオスでも組むかな〜と思って引っ張り出してくると、禁止カードになっていた!
確かに、昔から強いとは思っていたけど、禁止にするほど?

 【守護竜】テーマが登場して台頭した【ドラゴンリンク】という1キルデッキで、ピン刺しでも余裕で機能したため、2019年10月に禁止カードに指定されました。

《The tyrant NEPTUNE》

効果モンスター(禁止カード)
星10/水属性/爬虫類族/攻 0/守 0
このカードは特殊召喚できない。
このカードはモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚する事ができる。
このカードの攻撃力・守備力は、アドバンス召喚時にリリースしたモンスターの
元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値分アップする。
このカードがアドバンス召喚に成功した時、
墓地に存在するリリースした効果モンスター1体を選択し、
そのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。

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漫画版遊戯王GXで登場したプラネットシリーズの1枚。
そもそも、マイナーカードの部類だったため、存在自体も知らずに禁止にいたという人も多いでしょう。

実は、環境で暴れたことはないこのカード。マイナーデッカーの中では密かにずっと悪用できないか模索されていた面白ロマンカードでもありました。
実は《LL-インディペンデント・ナイチンゲール》との相性の良さが話題になり、《LL-インディペンデント・ナイチンゲール》発売直後の2017年4月の制限改訂で、一発禁止になりました。

予想外のコンボが発見され、話題に上がって活躍する前にすぐに禁止になる事態は、当時のデュエリストを驚かせました。

《トゥーン・キャノン・ソルジャー》

トゥーンモンスター(禁止カード)
星4/闇属性/機械族/攻1400/守1300
このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃する事ができない。
自分フィールド上に「トゥーン・ワールド」が存在し、
相手フィールド上にトゥーンモンスターが存在しない場合、
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
フィールド上の「トゥーン・ワールド」が破壊された時、このカードを破壊する。
また、自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースする事で、
相手ライフに500ポイントダメージを与える。

え!?トゥーンモンスターが禁止!?
昔からバーン系1キルのお供として色々と使用されてきた、このカードの元ネタ《キャノン・ソルジャー》。トゥーン化しても、その性能は変わらず、どちらを使っても同等のコンボを行うことが可能でした。

《ファイアウォール・ドラゴン》を活用したループ1キルで元ネタの方が悪用されたため、こちらが環境で使用されたわけではなかったのですが、ループ根絶のために煽りを受けて一緒に2018年7月に禁止に指定されました。
ちょっと可哀想。

《ソウル・チャージ》

通常魔法(禁止カード)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
(1):自分の墓地のモンスターを任意の数だけ対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、
自分はこの効果で特殊召喚したモンスターの数×1000LPを失う。

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登場した当時から、すぐに禁止になるだろう!なんだこのぶっ壊れ!と思っていました方も多いのでは?
登場してわずか半年で制限カードに指定されましたが、長らく制限カードで、筆者は制限カードなイメージが非常に強い1枚です。

リンク召喚登場後、墓地にモンスターを送ることが非常に簡単になり、カードパワーも上がったため、2019年10月に禁止になりました。テーマカードじゃないので、うっかり1枚使ってしまいそうなカード。気をつけましょう。

制限カード [2021年10月1日時点]

《SRベイゴマックス》

効果モンスター(制限カード)
星3/風属性/機械族/攻1200/守 600
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「SRベイゴマックス」以外の
「スピードロイド」モンスター1体を手札に加える。

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【SR】のキーカードとして登場したこのカードは、《SRタケトンボーグ》との相性の良さからランク3エクシーズを立てるデッキの起動役として出張カードとして活躍しました。

制限カードを経験してから、準制限カードに一度戻ったため、2枚入れられると油断している方もいるのではないでしょうか。
準制限カードになってから、このカードを起点にしたデッキでさらに活躍をし、《M.X-セイバー インヴォーカー》や《ダンディライオン》を禁止カードに追い込んだ立役者とも言えるでしょう。

【SR】使いにとっては、このカードが禁止になるかどうかは死活問題だったので、2019年4月に制限に留まってよかったと思える改訂でした。

《終末の騎士》

効果モンスター(制限カード)
星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1200
(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る。

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長きにわたり、闇属性の起動役を買ってきた一枚ですが、制限カードから徐々に緩和されていったイメージがなんとなくあります。

準制限、制限解除と、3枚積めるまで一度は戻ったカードですが、このカード自体へのアクセスも増え、環境デッキで重要な役割を担うようになったことから、2018年1月に制限カードに逆戻り。

《嵐征竜-テンペスト》

効果モンスター(制限カード)
星7/風属性/ドラゴン族/攻2400/守2200
このカード名の(1)~(4)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):手札からこのカードと風属性モンスター1体を墓地へ捨てて発動できる。
デッキからドラゴン族モンスター1体を手札に加える。
(2):ドラゴン族か風属性のモンスターを自分の手札・墓地から2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
(3):このカードが特殊召喚されている場合、相手エンドフェイズに発動する。
このカードを手札に戻す。
(4):このカードが除外された場合に発動できる。
デッキからドラゴン族・風属性モンスター1体を手札に加える。

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復帰勢の中で、【征竜】の猛威を経験したことがある人なら、まず間違えなく驚く改訂がこいつの釈放でしょう。

2013年に登場以降、さまざまな関連カードを禁止や制限にどんどん追い込みながら、なんとか粘りつつも環境に君臨し続け、最終的にテーマカード全てが禁止カードになった遊戯王界でもかなり大きな事件は今も記憶に新しいです。

そんな中、風属性の征竜であるこのカードのみが制限カードに返ってきています。
徒党を組んだ征竜は恐ろしいですが、単体でデッキに入るテンペストは、おそらく当時の開発者が想定していた通りの属性サポートに落ち着いています。
こいつが制限にいる限り、他の3体が帰ってくることはまずないでしょう。

ちなみに、小征竜と呼ばれる下級の《地征竜-リアクタン》《水征竜-ストリーム》《炎征竜-バーナー》《風征竜-ライトニング》は安心して全部3積みできます。

《簡易融合》

通常魔法(制限カード)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):1000LPを払って発動できる。
レベル5以下の融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。

「あれ?何枚入るんだっけ?」と、デッキに採用しようと思った時にふと心配になる1枚。
現在は制限カード。1枚だけデッキに入れることができます。

古参プレイヤーにとっては、《サウザンド・アイズ・サクリファイス》が相方のようなイメージがあると思いますが、長らく禁止だったその相棒も今や制限解除。時代を感じる改訂です。

少し範囲が違う《簡素融合》の登場で、このカードの制限解除は絶望的かなと感じます。

《終わりの始まり》

通常魔法(制限カード)
(1):自分の墓地に闇属性モンスターが7体以上存在する場合、その内の5体を除外して発動できる。
自分はデッキから3枚ドローする。

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あれ?いつの間に?と筆者も感じた1枚。
《D-HERO ダイヤモンドガイ》でめくるロマンカードというイメージが強かったこのカードですが、海外先行テーマである【未界域】で海外で活躍していたため、来日とともに2020年1月の改訂で制限指定されました。

《サンダー・ボルト》

通常魔法(制限カード)
(1):相手フィールドのモンスターを全て破壊する。

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古参にとっては、THE・制限カードであり、THE・禁止カードでもあるこの1枚。
それもそのはず。初めて制限カードが導入された1999年で制限に、初めて禁止カードが導入された2004年3月に禁止カードに指定された、禁止カード第1号のカードなんです。

禁止カードの重鎮として、遊戯王の発展を見守ってきたこの1枚は、2019年4月に制限復帰を果たすことになりました。
現代の遊戯王は、カード同士のシナジーや連携でフィールド展開を作り、その過程で除去や妨害を行なっていくことが多かったり、破壊に対する耐性を持つモンスターも多いため、制限復帰は果たしたものの悲しいかな採用率はあまり高いとはいえません。

それでも、単体の性能はやはり高いので、デッキスペースに余裕がある構築に挿しておくと、手札にきて困るということはないでしょう。

《王宮の勅命》

永続罠(制限カード)
このカードのコントローラーはお互いのスタンバイフェイズ毎に700LPを払う。
700LP払えない場合このカードを破壊する。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
フィールドの全ての魔法カードの効果は無効化される。

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このカードも《サンダーボルト》と並んで初代禁止カード。
いつでも解除できる一方的な無効効果で、さらに当時は魔法カードでデュエル展開を行うことも多かったため、非常に強力なメタカードでした。

2017年1月に、現在のテキストにエラッタされて制限復帰をしました。
以前のと変更点は、ライフコストが実質倍になった点、任意のタイミングで破壊を行うことができなくなった点です。
それを踏まえても、まだまだ現役の強さを誇っているロックカードで、当時はどれだけ強かったのかと、思わせる1枚です。

準制限カード [2021年10月1日時点]

《ローンファイア・ブロッサム》

効果モンスター(準制限カード)
星3/炎属性/植物族/攻 500/守1400
(1):1ターンに1度、自分フィールドの表側表示の植物族モンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから植物族モンスター1体を特殊召喚する。

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植物族デッキの代名詞、なんでもリクルートの通称ロンファ。
こいつも制限と準制限、制限解除を行ったり来たりしていて、一体今は何枚?とデッキを組む度に悩むカードです。

【植物リンク】の台頭で、2018年4月に制限カードに規制が強められましたが、その他パーツも禁止指定され、環境に姿を現さなくなったからか、2020年7月に準制限に緩和されました。

《緊急テレポート》

速攻魔法(準制限カード)
(1):手札・デッキからレベル3以下のサイキック族モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターンのエンドフェイズに除外される。

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出張性能が高いこのカードは、レベル3のサイキック族に強力なカードが多い理由でもあり、サイキック族を象徴するカードでもあります。

制限カードと準制限カードを行ったり来たりしており、活躍するデッキが出てくるたびに規制を食らっています。

【超量】や【Kozmo】といった環境デッキで使用されていましたが、それらのデッキの使用率低下に伴って、2018年7月に準制限カードに緩和されまいした。

きっと、また何度も規制と緩和を繰り返すカードになるでしょう。

制限解除 [2021年10月1日時点]

《マスマティシャン》

効果モンスター
星3/地属性/魔法使い族/攻1500/守 500
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキからレベル4以下のモンスター1体を墓地へ送る。
(2):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。

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終末の騎士と並んで、デッキの起動役として名高いこのカード。あちらが制限だから、こっちも制限だっけ?あれ?何枚?頭を悩ませる1枚。
それもそのはず、このカードも制限・準制限・制限解除を繰り返し、なんと8回も制限改訂を受けています。

終末の騎士との違いは、特殊召喚には対応していていない点。
しかし、2021年7月に制限解除されたばかり。墓地送りにできる範囲が異常に広いため、また今後のカード次第では規制対象になり得ます。

《ユニオン格納庫》

フィールド魔法
「ユニオン格納庫」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキから機械族・光属性のユニオンモンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、自分フィールドに機械族・光属性のユニオンモンスターが
召喚・特殊召喚された場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターに装備可能で、カード名が異なる機械族・光属性の
ユニオンモンスター1体をデッキから選び、そのモンスターに装備する。
この効果で装備したユニオンモンスターは、このターン特殊召喚できない。

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【ABC】では、このカードの発動から、そのまま《ABC-ドラゴン・バスター》までいけるため、非常に強力な起動カードになっています。

あまりにもその展開が強いため、制限カードになったときは、ホッとしたのを覚えています。
その印象が強すぎて、いつの間に3積みできるまで解除されていたとは!?と驚きました。

それでも【ABC】が環境デッキとして台頭していない今の環境。一体どうなっているのでしょうか?

《闇の誘惑》

通常魔法
(1):自分はデッキから2枚ドローし、その後手札の闇属性モンスター1体を除外する。
手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。

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数ある「擬似強欲な壺」の中でも非常に使いやすいこのカード。
手札に該当カードがなくても、とりあえずドローできる点にピンチを救われた方もいるのではないでしょうか?

このカードも度々改訂を受けており、現時点で6回の制限改訂されている。
制限カードであった期間が長く、あれ?緩和されたけど準制限だっけ?と勘違いしてしまいがちなカードです。3枚入るのは驚き。

《魔界発現世行きデスガイド》

効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
手札・デッキから悪魔族・レベル3モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは効果が無効化され、S素材にできない。

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現在、ゲームや漫画など様々な遊戯王の媒体で、アイドルモンスターとして活躍しているこのモンスターは、海外先行で登場したカードでした。
当時、まだ日本で発売される前に、準制限カードに指定され、外国から黒船が来るぞ!と非常に強い危機感を持ったものです。

イラストとしてもよく一緒に描かれる《クリッター》とは、一緒に制限改訂をされる仲で、《クリッター》が禁止指定されると、こちらは制限解除。その後、《クリッター》のエラッタ&制限復帰に合わせる形で制限カードにと、相方を意識して枚数が調整されています。

周りのカードパワーインフレに押される形か、2021年1月に制限解除となっており、イメージ的には規制カードな気がしますが、現在は3枚投入可能なカードです。

《処刑人-マキュラ》

効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1600/守1200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンから墓地へ送られた場合に発動できる。
このターンに1度だけ、自分は罠カードを手札から発動できる。

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こちらも絶対に緩和されない禁止カードの顔のようなモンスターでしたが、2020年4月1日に、上記のテキスト内容にエラッタされて釈放されました。

エラッタされる前は、「自身の効果はチェーンブロックを作らず」「どこから墓地に落ちても」「何枚でも罠を発動可能」な効果であり、このカードを使用してドローソースをフル回転させる【エクゾティア】や【現世と溟界の逆転】のキーカードとして数々のデュエリストを処刑してきました。

このカードのすごかったところは、効果の適用にチェーンブロックを作らないルール効果であったところで、マキュラの効果を止める隙を与えず、まさに処刑人でした。

エラッタ後、あまりの去勢っぷりに見事に使われず、2020年10月に制限解除となりました。
新しいプレイヤーは、このカードが凶悪な禁止カードだったと言われても、あまりピンと来ないでしょう。

《E・HERO エアーマン》《E・HERO シャドー・ミスト》

効果モンスター
星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカード以外の自分フィールドの「HERO」モンスターの数まで、
フィールドの魔法・罠カードを選んで破壊する。
●デッキから「HERO」モンスター1体を手札に加える。

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効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1000/守1500
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「チェンジ」速攻魔法カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「E・HERO シャドー・ミスト」以外の「HERO」モンスター1体を手札に加える。

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元祖出張テーマE・HEROのサーチ代表。
共に制限カードのイメージが強いですが、いつの間にやら両方制限解除。

E・HERO関連は、規制されているカードが多いイメージでしたが、現在、純粋なサポートカードは準制限の《ヒーローアライブ》のみとなりました。
これも時代ですね。

《リミッター解除》

速攻魔法
(1):自分フィールドの全ての機械族モンスターの攻撃力は、ターン終了時まで倍になる。
この効果が適用されているモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。

遊戯王カードwiki

ご存知当ブログ執筆者であるサイバー使いのD・ライザーが復帰して直後に叫んだのが、このカードが緩和された事実への驚きの声でした。

それもそのはず。2005年9月に2度目の制限入りを果たしてから、2019年4月に準制限に指定されるまでの13年半もの間、制限カードであり続けていました。
リミ解=制限カードのイメージは、今でも拭いきれていません。

同年10月に制限解除され、晴れて3枚積めるカードになりました。
環境のインフレを感じさせ、また運営が時代に合わせて積極的に制限緩和をしていこうという姿勢を見せ始めた、そんな1枚です。

《グリモの魔導書》《ルドラの魔導書》

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「グリモの魔導書」以外の「魔導書」カード1枚を手札に加える。

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):「ルドラの魔導書」以外の自分の手札・フィールドの「魔導書」カード1枚
または自分フィールドの魔法使い族モンスター1体を墓地へ送り、
自分はデッキから2枚ドローする。

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《ルドラの魔導書》が登場後、出張カードとして注目を浴びたため、そのカードをサーチしてくる《グリモの魔導書》が規制を食い、【魔導書】使いにとっては大きな痛手となりました。
その後、入れ替わる形で《ルドラの魔導書》が制限カードとなり、段々と規制緩和が行われたのですが、入れ替わりがあったセットなだけに、「どっちが何枚だっけ?」とややこしく感じています。

2019年7月の改訂で、《ルドラの魔導書》が制限解除されており、【魔導書】は完全復活を遂げていました。(神判?なにそれ?あれが入ると別のデッキだから。)

《Emダメージ・ジャグラー》

効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1500/守1000
「Emダメージ・ジャグラー」の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分にダメージを与える魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(2):自分または相手のバトルフェイズにこのカードを手札から捨てて発動できる。
このターン自分が受ける戦闘ダメージを1度だけ0にする。
(3):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「Emダメージ・ジャグラー」以外の「Em」モンスター1体を手札に加える。

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パワーカードだらけで定評のある魔窟の9期の代表デッキ【EMEm】の起点カード。
Em自体が、汎用性の高いカードが多く、セットで様々なデッキに出張させられました。

ダメージを与える効果を無効にする効果が、当時ペンデュラムメタをしながら自身のペンデュラム召喚に繋げられる《揺れる眼差し》が強力で、それを無効にしながら優位が取れるこのカードは、かなり強力で、汎用性の高さから禁止カードになりました。

【EmEM】環境のイメージを持つプレイヤーにとっては、《Emヒグルミ》と一緒に一発禁止の衝撃が鮮烈過ぎて、その後2018年10月に制限復帰されてから特に話題にも上がっていないため、2019年4月に制限解除されたことにイメージを持っていないプレイヤーも多いのではないでしょうか?

《同族感染ウィルス》

効果モンスター
星4/水属性/水族/攻1600/守1000
(1):手札を1枚捨て、種族を1つ宣言して発動できる。
フィールドの宣言した種族のモンスターを全て破壊する。

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ターン制限もなく、対象も取らない効果であるため、相手に対象カードが1枚しかなくても確実に1対1の交換ができたため、汎用的な除去モンスターとして非常に活躍した。当時は、《キラー・スネーク》の相方として強かった記憶です。

その後、2006年3月に禁止に指定されてから、2017年10月に制限カードに復帰するまで、11年もの間禁止されていました。エラッタは特にさませんでしたが、カードパワーがもう時代についてこれず、特に活躍せずに2018年4月に制限解除となりました。
特に目立っていない、テーマカードでもないため、緩和に気がついていなかった方もいるのでは?

《ブラック・ホール》

通常魔法
(1):フィールドのモンスターを全て破壊する。

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シンプルな除去魔法として、Vol.1からある最古の全体除去カード。
そのシンプルな強さ故、初めて1999年に制限カードが導入された時から制限指定されており、禁止と制限を行ったり来たりすることはあれど、長らく規制を強いられてました。

純粋な環境のカードパワーのインフレから、2017年7月に準制限に、2018年1月に制限解除となりました。

遊戯王の殿堂入りカードのイメージが強いので、今3枚入るという事実に、知っていても違和感を覚えます。

《異次元からの埋葬》

速攻魔法
(1):除外されている自分及び相手のモンスターの中から
合計3体まで対象として発動できる。
そのモンスターを墓地に戻す。

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あれ?いつの間に?の代表格かなとも思います。
《馬頭鬼》や《BF-大旆のヴァーユ》の再利用、《ダーク・アームド・ドラゴン》のコスト確保で、このカードを発動すれば大量のアドが稼げるというイメージがあります。

長らく制限カードでしたが、2017年7月に準制限、続く同年10月に制限解除されており、さらっと無制限になった記憶に薄い1枚です。

《竜の渓谷》

フィールド魔法
(1):1ターンに1度、手札を1枚捨て、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキからレベル4以下の「ドラグニティ」モンスター1体を手札に加える。
●デッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る。

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元々はテーマのエンジンカードとして登場しましたが、【征竜】の台頭でドラゴン族の墓地肥やしカードとして注目され、一気に規制されてしまったカード。海外では禁止カードにもなりました。
【征竜】規制後も、ドラゴン族のキーカードとして活用され続け、長らく制限カードに指定されていました。

そのイメージが強く、ずっと制限な印象がありますが、準制限への緩和を経て2017年10月に制限解除されました。

《超再生能力》

速攻魔法
(1):このカードを発動したターンのエンドフェイズに、
このターン自分の手札から捨てられたドラゴン族モンスター、
及びこのターン自分の手札・フィールドからリリースされたドラゴン族モンスターの数だけ、
自分はデッキからドローする。

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上記の《竜の渓谷》同様、【征竜】の煽りを受けて規制されたカードの1枚。
征竜モンスターで散々展開・サーチを行なった後に、大量にドローして手札が溢れかえる様は、数々のプレイヤーにトラウマを植え付けました。

そのイメージが強く、【聖刻】なんかでも活躍して、あんなにめちゃくちゃにドローできるカードが無制限なんて信じられませんが、2016年7月に無制限カードに緩和されています。

《混沌帝龍 -終焉の使者-》《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》

特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合のみ特殊召喚できる。
このカードの効果を発動するターン、自分は他の効果を発動できない。
(1):1ターンに1度、1000LPを払って発動できる。
お互いの手札・フィールドのカードを全て墓地へ送る。
その後、この効果で相手の墓地へ送ったカードの数×300ダメージを相手に与える。

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特殊召喚・効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。
このカードの(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
(2):このカードの攻撃で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。

【カオス】の時代を築き上げた、遊戯王を代表するパワーカードです。
登場した当時は、他の追随を許さない強力な打点と除去性能、そして手軽な召喚条件で、あっという間に環境を圧巻しました。

当時、禁止カードになってからは復帰はもうあり得ないと思っていましたが、終焉の使者はエラッタされるという形で釈放。
開闢の使者もカードパワーのインフレに合わせて禁止カードから釈放され、2017年7月には制限解除。終焉は2019年10月に制限解除という運びになりました。

終焉の弱体化エラッタは悲しみの声がネット上で溢れかえり、話題になりましたが、それでもレジェンドカードであることは今尚語り継がれており、デッキに3枚、気兼ねなく入れられる時代が来るとは、今でも信じられません。

《精神操作》

通常魔法
(1):相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
この効果でコントロールを得たモンスターは攻撃宣言できず、リリースできない。

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禁止カードの《心変り》や《洗脳-ブレインコントロール》の互換カードとしてその存在感を持っているこのカードは、当初は扱いづらいカードとしてそこまで注目を浴びていませんでしたが、シンクロ召喚やリンク召喚など、新しい召喚方法が登場する度に注目をされ、制限と緩和を繰り返してきました。

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